寒さ増す朝〜川にも変化あり〜

毎朝散歩する加茂川の様子が変わりました。

一つは寒さ。

日の出が今一番遅い時期となり、いよいよ寒さが増してきました。川の水温が下がったからなのか、魚を見かけることがありません。

飼われているニシキゴイもみんなで固まっていてほとんど動きがないようです。ニシキゴイも、固まると何かいいことがあるのかしら?

もう一つは川底。

以前は流れてきた石や砂、土が、流れによって溜まり、自然に小川の様相をなしていました。

川に自然な流れができていて、春になって水が温くなると、川の流れが緩いところには、ちゃんと稚魚が群れて、棲み分けが私にも見て取れました。

土の上には植物が茂っていて、色とりどりの花が咲き、それを眺めるのも楽しみでした。

その植物の周りには虫がいる。それを食べる生き物がいて、さらにまたそれを捕食する生き物がいて…と、小さいながらも生態系が出来上がっていました。

ところが、しばらく前にブルドーザーが入り、川底の堆積した土などを撤去して、護岸されたコンクリートが剥き出しになりました。

土がなくなり、流れの蛇行や緩急がなくなり、小川の様相が用水のそれに変わりました。

まず一番に思ったのは、「生き物たちは住みにくかろう」という心配でした。植物しかり、動物しかり…。

盛り上がった土がないから、花はほとんど咲かないのでしょう。虫や魚は、寒さが緩んで活動再開の時に、川の様子がガラッと変わっていることに驚くことでしょう。

季節が冬本番へと向かう中で、そもそも生き物たちを見かけることが少なくなっているので、果たしてその心配が当たっているのかどうか…。

生き物たちとの出会いの春が、ただただ、待ち遠しいです。

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